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俳優座劇場プロデュース

音楽劇 人形の家 俳優座劇場プロデュース クリムト 広島市民劇場10月例会2019年

 幼い子供たちに慕われ、夫には可憐な妻として可愛がられるノーラ。夫ヘルメルは弁護士から間もなく銀行の頭取へ就任することが決まっている。ある日、クロクスタと名乗る男が訪ねてくる。彼は銀行に勤めているが評判が良くなく、ヘルメルは就任とともに彼を解雇しようとしていた。それをやめさせる為、ノーラからヘルメルに頼むようやって来たのだ。

 実はクロクスタはノーラの過去の秘密を握っていた。ヘルメルが重病になり多額の療養費が必要になった時、ノーラは借用書の保証人のサインを偽造してヘルメルに内緒で借金をしていた。クロクスタはその借金の相手であり、解雇されるならこの事実を暴露すると脅す。

 

 ノーラは愛する家族の生活が壊れてしまわぬよう、必死にヘルメルに懇願するのだが……

出演者

土居裕子 (プランニング・クレア) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

ノーラ

土居裕子

 プランニング・クレア

大場泰正 (文学座) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

ヘルメル

大場泰正

 文学座

畠中洋 (ケィファクトリー) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

クロクスタ

畠中洋

ケィファクトリー

古坂るみ子 (文学座) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

リンデ夫人

古坂るみ子

文学座

進藤忠 (朋友) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

ドクトル・ランク

進藤忠

朋友

長浜奈津子 (俳優座) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

ヘレーネ

長浜奈津子

 俳優座


川口大地 (オーチャード) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

川口大地

オーチャード

本田玲央 (朋友) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

本田玲央

朋友

納田洸太 (テアトル・エコー) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

納田洸太

テアトル・エコ

樋山雄作 (昴) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

樋山雄作

仙崎貴子 (フリー) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

仙崎貴子

フリー

竹本瞳子 (民藝) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

竹本瞳子

民藝


宮田佳奈 (イッツフォーリーズ) 音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

アンサンブル

宮田佳奈

イッツフォーリーズ


  『人形の家』をなぜ音楽劇に?

 

演出 西川信廣

 

   この企画を考えた背景には、俳優座劇場プロデュースの音楽劇『わが町』の成功がある。『わが町』も現代劇の古典名作として名高い作品で、若いエミリーとジョージの出会いから、恋愛、結婚、そして死に至る物語は、名もない普通の人々の生活を通して、生きることの素晴らしさを描いた詩情あふれる作品である。舞台装置も何もない空間でできることから、研究生などの公演の演目にたびたび取り上げられるのだが、舞台となるとやはり現代の日本人にはすんなりとは入ってこない作品である。それを、音楽劇にしたことで、芝居と音楽が融合し、作品のテーマとエッセンスが伝わって、全国公演ができた。そこで、土居裕子のノーラで音楽劇『人形の家』にチャレンジする今回の企画となった。 

 しかし、具体的に『人形の家』を音楽劇にする作業に取り掛かった時、その難しさを痛感した。まず、テキストのどこをカットし、どこを歌にするかが難題だった。それは『わが町』と『人形の家』は大きな違いがあるからだ。『わが町』はリアルなように見えて、劇的時間の飛躍があり、芝居から歌へ、歌から芝居への移行に違和感がない。しかし『人形の家』はイプセンリアリズムの対話劇で劇的飛躍はないため、芝居から歌へ、歌から芝居への移行する場所やタイミングが難しかった。つまり、『わが町』は芝居の部分を歌にすると詩情が広がるが、『人形の家』は芝居の部分を歌にするとドラマが甘くなるのだ。その為、歌にしたところを芝居に戻し、別の部分を新たに歌にする作業を稽古現場と作曲家との間で繰り返し、そこが時間との闘いも含め大変だった。それでも、音楽劇『人形の家』は想像していた以上にオリジナリティーのある作品に仕上がったと満足している。あとは、劇場で見に来て下さったお客様と作品をどこまで共有できるか……である。(劇団パンフレット「『人形の家』をなぜ音楽劇に?」より抜粋

音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会
音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会
音楽劇『人形の家』 俳優座劇場プロデュース 広島市民劇場10月例会

 

 

スタッフ

作 ヘンリック・イプセン

翻訳 原千代海

演出 西川信廣

作曲・音楽 上田亨

作詞 宮原芽映

美術 石井みつる

照明 桜井真澄

 

音響 藤平美保子

衣裳 西原梨恵

振付 神崎由布子

歌唱指導 満田恵子

編曲 日高哲英

稽古ピアノ 佐藤拓馬

舞台監督 内藤正広

演出助手 道場禎一

企画制作 俳優座劇場


会場

日程 

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安佐南区民文化センター

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アステールプラザ(大)

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13:00

 

13:00

 

18:30

 

17:30

 

希望日締切 8月23日(金)  座席シール発行 9月10日(火)

 

後援:広島市・広島市教育委員会