》〉》〉》 2019年4月例会 《〈《〈《

劇団青年座公演 『横濱短篇ホテル』

キャスト

椿真由美
椿真由美
津田真澄
津田真澄
石母田史朗
石母田史朗
横堀悦夫
横堀悦夫

那須凜
那須凜
當銀祥恵
當銀祥恵
小豆畑雅一
小豆畑雅一
松川真也
松川真也

加門良
加門良
三枝玲奈
三枝玲奈
伊東潤
伊東潤
高松潤
高松潤

前田聖太
前田聖太
世奈
世奈

スタッフ

作=マキノノゾミ

演出=宮田慶子

美術=土岐研一

照明=中川隆一

音響=高橋巖

衣裳=半田悦子

ヘアメイク=鎌田直樹

舞台監督=尾花真

製作=森正敏 小笠原杏緒

 

出会い、別れ、憧れ、嫉妬、友情

男と女、男と男、そして女と女

時代の流れの中でそれぞれの運命がもつれ合う

横浜のとある老舗ホテルを舞台に

マキノノゾミ氏が12年ぶりに青年座に書き下ろし

2013年紀伊國屋ホールで初演


『ヤクザに追われて』

1970年の初冬 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室

横濱短篇ホテル ヤクザに追われて

芳崎正志=小豆畑雅一 / 長谷川=松川真也 / 奥山ハルコ=那須 凜

『人間観察』

1975年の夏

横浜の、それは老舗というべきホテルの喫茶室

横濱短篇ホテル 人間観察

柳井フミヨ=當銀祥恵 / 杉浦洋介=横堀悦夫/初老の男=加門 良

ウェイトレス=三枝玲奈  /  芳崎正志=小豆畑雅一

『脅迫』

1980年の初秋 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室

選手=伊東潤  /  コーチ=高松潤

『初恋の人』

1985年の初夏

  横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ

横濱短篇ホテル 初恋の人

奥山ハルコ=椿真由美  /  大野木健太=石母田史朗  /  ウェイトレス=三枝玲奈

『離婚記念日』

1990年の冬 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室

杉浦洋介=横堀悦夫  /  柳井フミヨ=津田真澄

『プロポーズ』

1995年の夏 / 横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ

横濱短篇ホテル プロポーズ

大野木健太=石母田史朗  /  コンシェルジュ=加門 良  /  ケンタ=前田聖太

カオリ=世奈  /  奥山ハルコ=椿真由美  /  ウェイトレス=三枝玲奈

『ネックレス』

ある年の初夏 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室

横濱短篇ホテル ネックレス

柳井フミヨ=津田真澄  /  杉浦洋介=横堀悦夫  /  18のフミヨ=當銀祥恵

18のハルコ=那須 凜  /  長谷川=松川真也  /  奥山ハルコ=椿真由美


年を重ねて

宮田慶子 

宮田慶子

(みやた・けいこ)

1957年生まれ。東京都出身。1980年に青年座(文芸部)に入団。

1985年『ブンナよ、木からおりてこい』の演出で注目を浴び、1995年『MOTHER』で紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。1998年『フユヒコ』で読売演劇大賞優秀演出家賞。

同年『ディア・ライアー』で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。2002年『赤シャツ』『悔しい女』『サラ』で第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第4回毎日芸術賞千田是也賞受賞。2010年9月、新国立劇場芸術監督に就任。

 

最近の演出作品として、青年座『をんな善哉』『地の乳房』『フォーカード』、新国立劇場『永遠の一瞬』『三文オペラ』『海の夫人』『パッション』『月・こうこう、風・そうそう』、TBS『真田十勇士』、ワタナベエンターテインメント『オーファンズ』など。

『MOTHER-君わらひたまふことなかれ―』『フユヒコ』『赤シャツ』と、三作品続けてコンビを組ませて頂いたマキノノソミ氏に、何と13年ぶりに青年座に書き下ろしていただいたのが、この『横濱短篇ホテル』である。

 『MOTHER』の初演が1994年、『フユヒコ』が1997年、そして2001年に初演した『赤シャツ』が、おかげ様で再演の全国公演を重ね、ようやく2012年に千穐楽の幕をおろしたこともあって、まさか13年も「新作」を書いて頂いていなかったことにびっくりすると同時に、あらためて時の流れの早さに驚いた。

 『横濱短篇ホテル』は、前三作(マキノ三部作と呼んでいる)とは、ガラリと趣きが異なり、『セイムタイムーネクストイヤー』ばりの、5年毎のオムニバス集。せつなく、おかしく、そして実は、かなり泣かせるロマンティックなラブ・ストーリーになっている。

 1970年からスタートする、長い長い40年を越えての時の流れの設定は、その時代の空気感をつかもうとして、自然と、自分自身の来し方とオーバーラップさせながらの稽古場になってしまう。

 第一話「ヤクザに追われて」の1970年。東京都内の私立中学の一年生であった私は、私鉄とバスの乗り換えの通学路であった新宿駅西口コンコース広場で、三島由紀夫自決の文字が躍る、人生初の号外を受け取った。その頃の横浜といえば、私の中では、ユーミンの「山手のドルフィン」だった。

 第二話の75年は、進路に悩む高三。そして第三話の80年には、青年座に入団し、第四話の85年には、震えながら『ブンナよ、木からおりてこい』の初演出をしていた。

 そして、85年、90年、95年:現在…。

 ホテルを舞台にいわば定点観察をした登場人物達の人生と、自分の歩いてきた節目節目が重なり、古くからの親友のような気になってくる。

 「お互い様、何だか色々あったよね―」

と、思わず、芝居の中の一人一人と肩を叩き合いたい気分だ。

 

 「いい事ばかりではないけれど、でもそうそう捨てたもんじゃないよ、生きてるって…。」と観て頂いた皆様と共に、うんうんとうなづき合えたら、私は幸せだ。

(劇団パンフレットより)


 

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13:00

13:00

13:00

18:30

18:30

会場

安佐南区民文化センター

アステールプラザ(中ホール)

希望日締め切り2月22日(金) 座席シール発行3月12日(火)

 

後援:広島市・広島市教育委員会